2017-02-08

【先生!この商品が売れる可能性ってどのくらいありますか?】学びのこと

ドンキホーテが最短58分以内に配達してくれる
「majica Premium Now(マジカプレミアムナウ)」を発表しましたね。

配達時間といい、サービス名称といい、配送料金まで全て狙った
ドンキホーテだからこそ許されるマーケティング戦略ではありますが(笑)
やはり「すぐ届く」というニーズは一定数あるのだと思います。

このように、ある市場にサービスを展開するにあたって、
どれほどのニーズがあるのかを把握することは戦略上とても重要になります。

当社でもそうした受容性の調査を行いたいという
お客様からの相談をお受けするのですが、

この受容性を計るにあたって、目的によって見えてくる結果が異なる
ということを当社のリサーチャーO氏に説明してもらいましょう。



一般的にネットリサーチを使って行う受容性調査ですが、
ただ単に「1時間以内に配達するサービスを利用したいと思いますか?」
と聞くだけではこのサービスの受容性を計る事は出来ません。

それはなぜかというと、
例えば都内在住の1000人の方にアンケートを行ったとして、
その対象者の性別や、年代がバラバラでは集まった対象者の属性の偏りによって
回答結果が大きく偏ってしまうからです。

1000人中50代以上の人が半分以上いたとしたら
それはほとんど50代以上の方の意見になってしまいますからね。

そうした時にまず頭に浮かぶのが、
割付(わりつけ)をする方法だと思います。

ターゲットとして想定される下記の6世代と、男女を均等に回収
20代、30代、40代、50代、60代 × 男女
それぞれ100人ずつに答えてもらえば、幅広い年代の要望をカバーできます。



ですが!これでは本当のニーズに辿り着けません。
ここに更なるポイントが隠されているのです。

それはターゲットとなる
「対象エリアの人口比率」が加味されていないということです。

そうです。ターゲットエリアに在住する人口分布が
もし50代以上の人が半分以上だったとしたら、幅広い年代の要望ではなく
彼らを中心とした要望に応える必要があるためです。

そこで活用できるのが「ウェイトバック集計」という方法です。

アンケートを回収した1000人の結果に対して、
ターゲットエリアに在住する人口分布の比率に合わせて
「重みづけをして集計すること」で市場全体の受容性を把握する事ができます。

このウェイトバック集計は、大手企業が全国レベルで行うブランド調査や
国や官公庁が実施する調査でもデフォルトでされている信頼性の高い集計方法です。

ぜひ皆さまの戦略上でもご活用下さい!